VP-7720A オーディオアナライザ 修理 その6 ― 2015/09/14
VP-7720A(National、ナショナル製)オーディオアナライザのバックアップ用電池の交換です。まず、ネジ6本で固定されている上蓋をはずします。次にコントロール基板上のコネクターを外します。写真で残っている2系統は外さなくて良いです。コントロール基板を固定しているネジを緩めるのには、電源スイッチから伸びている、ベークライト製のロッドが邪魔です。2枚目の写真のように、ネジ2本を外して、ロッドが遊ぶようにします。(前修理者による青色ジャンパー線がありましたが、これも外しました。)
こうすると、難なくコントロール基板の固定ネジを外せます。
次に、コントロール基板を後方にずらして、引き抜きます。
下の写真のようになったら、電源基板の固定ナット(2個)とボルト1本をはずして、電源基板を引きずり出しました。コネクター3個も外しましたが、電源トランスからの配線は、そのままで作業しました。電池回りの配線は、既に裏打ちしたので、今回は電池の交換です。Varta製の3.6V 70mAhのニッケル水素に交換しました。ついでに、整流と安定化電源回りの電解コンデンサーも大半交換しました。
手持ちの関係で、古いままの電解コンデンサー(青色)も残っていますが、茶色のものは、ニッケミ製の新品です。電源部は片面基板なので、少し気楽です。といっても作業は自己責任です。
組み立て後のテストでは、指針の揺らぎが小さくなったと感じました。電源部コンデンサー交換の効果はあったようです。ついでに、コントロール基板も1号機のものと交換しました。LPフィルターと400HzのHPフィルターを同時に使えるようになりました。(2号機のROMは、やはり同時使用できない設定になっていたようです。)
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