MCトランス内蔵 プリアンプ 自作102017/01/07

 お正月休みに1号機のアンプ部を作り変えました。前のアンプ部は小改造しながら30年近くも使ってきましたので、これが最後と思ってがんばりました。イコライザーと入力切替後のバッファー(カソードフォロワー)通しでのゲインは、1KHz実測で95.6です。ボリューム全開時のMM入力の残留雑音は、0.3mV(入力開放)、MC2入力(FRT3、30Ω、入力開放)で0.3mV、MC1入力(AU-320、3Ω、入力40Ωでショート)で0.4-0.5mVとSNも十分な性能になりました。実は、AU-320から取り出したトランスのシールドはかなり難航し、3度もやり直しました。現在は、3重のシールドに囲まれていますが、正直なところ、どうすればベストなのか分かっていません。しかし、やりすぎると元も子も無くなりますから、今回はこれで良しとします。イコライザー回路は、基本はSRPPのCR型ですが、詳細は別の機会にでも。
 下の写真1枚目は基板ですが、穴の位置が、いまひとつの箇所があり、部品取り付け時に、穴あけをやり直して、とにかく組上げました。2号機の回路と同じなんですが、作ったのがもう一年以上前のことなので、また不満のあるものになってしまいました。直ぐに次を作れば、少しづつ良くなるのですが、アマチュアですから仕方ないですね。
基板
      新1号機のメイン基板
新1号機
  動作確認後の新1号機、MCトランスのケースを右に延長しました。コンデンサー類は、在庫部品を適当に使っています。(特に自己バイアスのバイパスコンデンサー)信号が通過するコンデンサーは、それなりに気を使ってはいます。