5998, 5998A, 7236 真空管放熱問題2017/10/01

 出力真空管、5998、5998A、7236のバルブ温度の続編です。
 7236のパラシングルステレオの実機でバルブ温度の測定を行いました。動作条件は、ヒーター電力15.1W、プレート損失9.4W×2=18.8Wという極めて控えめなものです。(先に「プレート損失16.8W」と記述しましたが誤りでしたので、訂正しました。)測定は、赤外線放射温度計(中国製BENETECH GM320)で行いました。なお、真空管7236のGTソケットは沈込みさせてあり、シャーシとソケット取付板の間には数mmの隙間があり、一応放熱を考慮してあります。2本の7236の間隔はベース部で約40mmです。また、放熱用のUSBファンは、SL10純正カバー(ボンネット)のパンチングメタル上に仮置きしています。カバー前面のパンチングメタルは付けてありません。
 USBファンは140mmの、EVERCOOL UFAN-14という静かさに定評のあるものです。ファンの底面と7236の最上部との距離は、48mmで上方に風が出る向きに設置しています。(ゴム足は取り去って、パンチングメタルとファンは、密着です。)なお、いずれの場合も、管頂から10mm程度下の場所でバルブ温度が最高でした。(室温25,5℃)

1. 放熱なしの場合
動作開始5分後に、バルブ温度は最高点で200℃に到達しました。なお、その時の整流管5AR4の温度は、112℃でした。

2. UFAN-14を弱設定で使った場合
動作開始後30分で、バルブ最高温度185℃、5AR4の温度100℃。

3. UFAN-14を強設定で使った場合
動作開始後30分で、バルブ最高温度165℃、5AR4の温度100℃。

以上が測定結果ですが、驚きました。これでは、プレート損失15W×2で使うのは、相当に空冷しないと無理ですね。UFAN-14は弱設定では極めて静かですが、強設定では少し音がします。もっと本格的で、静かな冷却という難しい課題があります。 (5998はST管形状なので、もう少し温度は低いかもしれません。)
 なお、熱電対を用いた温度測定を計画していますが、それは次の機会に。