5998, 5998A, 7236 真空管 放熱問題32017/10/22

 7236バルブ温度測定の続報です。
 K熱電対(クロメル・アルメル熱電対)による測定を行いました。7236の動作条件は以前と同じで,
ファン無し、自然冷却の条件です。熱起電力をTakeda Riken製TR6824のTEMP.モードで測定しました。まず、室温および沸騰水の温度を計測し、正しく計測できていることを確認しました。熱電対の先端を7236の管壁に糸でしばり付けましたが、先端部が多少浮くのは避け難く実際より低めになっているものと思われます。放射温度計と違って、測定箇所を次々と変えられないのが難点です。
 まず、放射温度計で最高を記録した管頂部で計測したところ、15分で定常状態に到達し、そのときの計測値は、意外と低く120℃でした。次に、下側、プレートの真横で測定しました。12分後に定常状態になり、その時の計測値は171℃でした。放射温度計の計測値よりやや低めですが、150℃を超えていることを確認しました。ただ、最も温度が上がるのはどの位置か、調べるには根気を要します。以上、中間報告です。