TC-K222ESA 修理:その後, テープに傷が2024/09/02

 カセットデッキ TC-K222ESAですが,順調に使っていたのですが,ある100分テープで問題が発生しました.写真のような斜めの傷が,数センチに一度の割合で発生です.他の100分テープでは生じなかったのですが,このSONY ES-IV 100では繰り返し生じます.これはどう見てもピンチローラー関係のトラブルです.駆動系を解体して,ピンチローラーの交換か?とも思いましたが,それは避けたいです.もしかすると,向かって左側のピンチローラーの位置調整かもと思って,試しに調整ネジを時計周りに30度ほど回転して見ました.改善の兆候です.結局,90度ほど回した状態で使っていますが,トラブルは起きなくなったようです.
カセットテープに傷
 さて,ネット上に出力バッファーを付ける情報がありました.私もGain 1のソースフォロワーを作って見ました.在庫のFET, 2SK163と2SJ44のコンプリメンタリペアを使いました.(2SK163のIDSSは4.5mAと5.3mA,2SJ44は5.7mAと6.4mA) 結合コンデンサー無しの直結で,DCオフセットは調整後,0.5mV以下で安定しています.
 ところで,音は変わったでしょうか?なんだか,高音がハッキリした気がします.ただ,今までの柔らかい感じが無くなり,少しきつくなった気がします.あり合わせの部品で組み上げたので,「きつめの音になりがち」と思っている金属皮膜抵抗(中国製)を使った為かもしれません.また,発振対策としてゲートに220Ω付けてますが,これで十分でしょうか?とりあえず75MHzオシロでは異常無しです.
 現在,実用版の製作に向けて部品手配中です.
FETバッファー