VP-7720A 改造・修理 自動化プロジェクト その12025/10/14

 先日VP-7723Aが不調に陥った時には困りました.この際,非常時のために,「寝っているVP-7720Aを使って歪率/出力,出力/周波数の自動測定をできないか」と考え始めました.予備システムを持っていれば安心ですからね.
 VP-7720Aには元々リモートコントロールの端子はあるのですが,これは出力電圧,周波数の設定だけで,データーの読み出しは全くできません.そもそも指針式メーターで測定者が読み取るスタイルですから.データの自動読み込みには,AD変換が必要です.なるべく大きな改造する事なく,自動化したいので,12bitADコンバーター内蔵で,入出力端子が多いArduino Dueを使うことを考えます.
 Arduinoへの入力は,以下の通りです.
デジタル(以下の17データ,これらを何処から取り出すかは課題です)
DISPLAYの状態(FREQまたはAMPTD),AC電圧のレンジ0.3〜100Vの6レンジ,歪0.003〜100%の10レンジ
アナログ(以下の2データ)
AC電圧をDC化した電圧,ノッチフィルターの出力電圧をDC化した電圧
 Arduinoからの出力(リモートコントロール用)は,以下の通りです.
下図のA, B, C, D, 1, 2, 3, 4, F1, F2, F3, DISPLAY
VP7720Aリモコン
 Arduino Dueを内蔵することも考えましたが,VP-7720Aの内部に十分な空間がありません.外付けでいきます.
 まず,付属のリモートコントロール端子を使った条件設定から始めるつもりで,手持ち部品でコネクターを作りました(本当はシールド線が良いのでしょうが).試しにDISPLAYの線とコモン(▽の2,ピン24)を瞬間接触させて,DISPLAYがFREQからAMPTDに変わることを確認しました.と言うことで今日はここまで.
コネクター

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