カセットデッキ AKAI GX-R60EX 修理2025/12/28

 AKAIのリバースデッキに興味があり,ジャンクのGX-R60EXを落札してしまいました.上板に凹みや傷があり,蓋が開かないというものです.
 今回もaudiolife様のホームページを参考にさせていただきました.(いつもながらの有用な情報に感謝しています.) https://audiolife.coolblog.jp/
 報告されている故障例のようにカムギャ(ロータリーエンコーダー)のピンが原因でした.写真(赤矢印)のように内側2本が大きく変形していました.
変形したピン
 整形して,清掃後,瞬間接着剤ではり,さらに薄くアラルダイトを塗っておきました.動作OKです.(何故変形したのかは謎ですね.)さらに,テープ検出やドアーOPEN検出のスイッチ類を2000番のペーパーで磨いておきました.
 キャプスタンモーターが少しうるさかったので,前回GX-R3500から取り外したキャプスタンモーターと交換しました.キャプスタンベルトは問題なさそうなので,引き続き使用です.ピンチローラーですが,ヘッドが上がりっぱなしだったので変形が心配でした.しかし,特に問題はなかったようです.幸い各種ギヤーやモーターの固着は無いようでした.早送り,早戻しは順調なので,アイドラーの確認は省略しました.
 我が家のテストテープでアジマス,速度調整,さらにバイアス調整を行なって修理完了です.テストテープの内一本は,1973年頃にSONY製のドルビーBアダプター:NR-115を購入した時に付属していたものです.もう一本は,1991年頃TC-RX77を購入した直後に作成した自家製のメタルテープです,それを使って4kHzでアジマスやレベル調整を行ない,さらに前述のドルビーテープで確認しています.家のデッキは全て(と言っても3台)同様に調整していますので,自宅利用には問題ありません.
 早速,一箇所改造してしまいました.というのも,OUTPUTとヘッドフォーン出力が同じボリュームで変化するのは不便だからです.GX-R60の回路図によれば,ヘッドフォーン出力は前面のボリュームの後,アンプを通っていますが,後ろのOUTPUTはボリュームから直接出ているようです.ということで,基板の青コネクターとRCA端子の配線を切り離し(ルータが活躍),R221(TR66側)から直接RCA端子に配線しました(保護のため直列に820Ω).ということで使いやすくなりました.
 ケミコンの交換などやるべきことはありますが,とりあえずこれで聞いてみることにします.