カセットデッキ A&D GX-R3500修理 ワウフラッター2025/12/12

 A&DのリバースデッキGX-R3500を修理して使っていましたが,オーボエなどの木管楽器の音色に違和感があり,ワウフラッターを疑い始めました.
下記ブログを参考にさせていただいて色々と検討しました.
  https://foxtango101.blog.jp/archives/21956487.html
  (TEAC C-1Mk2 メンテ始末記:番外編その8「ワウフラッター改善の記録?」)
測定に使ったソフトウェアはA.N.T. Audio WFGUIというものです.
調整・検討箇所は主として,キャプスタンベルト,ピンチローラー,トレイリッド(蓋)です.
まずベルトですが,元々のサイズがわかりません.今まではSonyのデッキ用に用意していた70, 0.5, 5というものを使っていました.これを中古のSonyデッキから外したやや硬めのベルト(実測:75.,0.5, 4)に変更して測定(3kHz)したところ,0.07〜0.10とまずまずの値でした.
 次に新品購入した73,0,.5,5で試したところ,時には0.06の場合もある一方,通常は0.15程度と再現性が無い状態でした.どうもカセットテープ の固定具合に依存しているようで,トレイリッドの緩衝材を色々と変えたり,ピンチローラーを変えたり,フライホイールのゴム跡をさらに磨いたりしましたが改善しません(変形しているプラスチック製固定バネも少し調整しました.).ベルトをカッターで慎重に切って,幅を3.5mmにしてみましたが,最小値は0.05程度になるも,最大値が0.15程度で改善なしでした.
 今までで一番良かった中古のベルトに戻したところ,他の措置が効いたようで,0.05〜0.09とまずまず安定していました.(自機での録再ですから,カタログ値の0.05よりは悪く出ても不思議はないです.)
ただ,少し気になるところがあります.下図は,良い場合と悪い場合の例ですが,悪い場合にはサイン波状の変動の振幅が大きくなるようです.これは多分,周期的なフラッターだと思いますが,この原因を解明できれば,もっと良くなるものと思います.なお,SONY TC-K222ESAでは,このような現象は見られません.これは一体なにでしょう?
GX-R3500ワウフラ1

GX-R3500ワウフラ2