Victor DD-R3 カセットデッキ改造 1 ― 2026/04/19
VictorのカセットデッキDD-R3を改造・整備中です.このデッキは398の安物ですが,注目すべき点が多くあります.最後期の製品の為か,アモルファスヘッド,Dolby HX-Pro, バイアス調整機能付きで,しかもダイレクトドライブです(と言ってもREVのキャプスタンはゴムベルトで回っていますが).特にメカは素晴らしく,ダイレクトドライブ用の他に3個モーターが付いています.
ただし,メカにお金をかけ過ぎた為か,その他は非常にチャチです.カセットを照らすライト無し,前面パネルはプラスチック,シャーシはヘナヘナ,足は前から見える2本だけマズマズ,後2本はただのゴム足.特にいただけないのは,録音イコライザー回路にセラミックコンデンサーが多用されていることです.さらに,実機では,回路図の定数とは異なる標準的な値の抵抗が使われていたり,電源部が10000μFのはずが6700μFになっていたりして,手抜き感があります.
ただ,動作させて見ると,周波数特性はかなり優秀で,波形の安定性も良さそうです.いつも使っている自家製3kHzテープ(SONY TC-K222ESLで0.031〜0.037%の実測)で,ワウフラッター(RMS) を測って見ると,FWDが0.082〜0.087%,REVが0.084〜0.098%とシングルキャプスタンのリバースデッキとしてはなかなかの値です.
そこで,このメカの優秀さを生かすべく,改造に踏み切りました.まず,手をつけたのが,カセット後ろ側のライトです.写真のように,スリットを開けて,棒状のLEDを裏から貼り付けました.
なお,海外向けの同等機TD-R472のService manualがネット上で入手できます.
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