AKAI GX-R60EXをバイアス可変に改造する その1 ― 2026/03/01
AKAI製GX-R60EXはツインフィールドスーパーGXヘッドを搭載しており,オートリバースデッキでありながら再生音が良いことで知られています.GXヘッドは長寿命で製造後30年以上を経た現在でも,多くの個体でヘッドの状態は良好とされています.ただこの機種は赤外線リモコンやバイアス可変つまみが無いという欠点を抱えています.赤外線リモコンについては,既にArduino搭載で解決してきましたが,今回はバイアス可変回路の増設を試みます.これによって,再生機としてだけでなく,録音機としても活躍できるようになれば嬉しいところですが,どうなりますやら.
さて,下図はサービスマニュアルから転載したバイアス回路です.2個のVR4でノーマルテープのバイアスを設定した上で,METALの場合はVR2,CrO2の場合はVR3でさらにバイアスを設定するようになっています.VR2とVR3はバイアス電源の基準抵抗に対応しており,これを変えることによってバイアス発振回路への供給電圧が変わるようです.
そこで,並列になっている基準抵抗R65(12kΩ)を可変するようにしました.12kΩの代わりに5kΩ(可変抵抗)と6,2kΩ(固定抵抗)の直列を使うように改造しました.
上図,赤矢印がR65の場所です.問題は,前面パネルのどこに5kΩ(可変抵抗)を設置するかです.色々考えましたが,Phoneの場所を流用することにしました.Phoneのジャックを取り去れば,可変抵抗を設置する穴と場所を確保できます.下図はバイアス可変ボリュームを取り付けた様子です.
それでは,ヘッドフォンのジャックはどうしたか?可変の効果は? 近日中に報告します.



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